- 投稿 2017/01/27
- アクアリウムでのろ過について
◎好気ろ過でサブ的に使える濾過器
ここでは、好気ろ過に使える小型水槽用や、補助的なろ過器の説明や能力アップの方法について書いています。
様々なろ過装置がある中、小型水槽用としては、水中フィルター・スポンジフィルター・外掛けろ過・投げ込み式フィルターがそれにあたります。
サブで使える好気ろ過装置としても、上部ろ過・水中フィルター・スポンジフィルター・外掛けろ過・投げ込み式フィルターなどがそれにあたります。
ろ過器によりろ過材を追加する事で、メインのろ過器にすることもでき、ろ過器やろ過材によってろ過能力はずいぶん変わってきます。
小型水槽では、メインで使用される場合が多いですが、水槽の大きさや飼育魚の量により、ろ過器に多孔質ろ過材を入れろ過能力を上げたり、複数のろ過器を組み合わせるといいと思います。
但し、機種によりメーカーは、故障の原因になるので、ろ過器の中に標準で付けているろ過材以外のものを入れないように説明していることが多いので、自己責任でお願いします。
・上部ろ過
中型水槽には、上部ろ過をメインにしている水槽も沢山あるようですが、能力的に考えると付属のウールだけでは、若干の好気ろ過もありますが、ほぼ物理ろ過(ゴミ取り)だけになってしまいます。
活性炭の入ったものもありますが、それは吸着ろ過を併用しているだけで、生物ろ過(バクテリアによる硝化作用)にほとんどなっていませんが、多孔質のろ過材を入れる事によって、好気ろ過が可能になり、メインのろ過器にする事もできます。
上部ろ過は、ろ過槽が大きいので、多孔質のろ過材の導入がしやすい。
上部ろ過 ろ過材を入れ能力アップ ! 重いのでフレームレスの水槽不可
コトブキ工芸 kotobuki スーパーターボ トリプルボックス 600 60cm水槽用上部フィルター
この上部ろ過器は、ろ過材の事も考えてあり、物理ろ過の他に、多孔質ろ過材を入れる事で生物ろ過にも効果が期待できます。
(画像をクリック・スマホはタップすると商品の詳しい情報や購入もできます)
・水中フィルター
主に、小型水槽で使用される事が多いようで、ろ過材の部分はスポンジが多いと思います。
中には、スポンジに活性炭を入れ、吸着ろ過を可能にしたものもありますが、吸着ろ過は、吸着限界になると、交換しなければなりません。
スポンジだけでは、ほとんど物理ろ過になるのですが、若干生物ろ過もできているかな程度で、物理ろ過機能を生かして有機物を取り除き、水換え・換水で対処し、スポンジが硬くなる前に水槽水で、もみ洗いしましょう。
水量に対する飼育魚の量が少なければ、これだけでも大丈夫な場合もあります。
スポンジの部分を減らし、多孔質のろ過材を入れると生物ろ過も可能になります。
もう一つ問題点は、モーターが水中に入るのでモーターの熱により、夏に若干の水温上昇も起こります。
(30cmキューブ水槽、ろ過は水中フィルター)
GEX 本体 コーナーパワーフィルター F1 30~40cm水槽用水中フィルター(ポンプ式)
最近では、交換式活性炭フィルターを使用している物がほとんどになりました。
メーカーも、スポンジでは継続的な売り上げにつながらないので、交換式活性炭フィルターを使用するようになったのでしょう。
という私も30cm水槽には、GEX 本体 コーナーパワーフィルター F1を使用しています。
簡単に設置でき、メンテナンスがしやすく、初期費用が安いです。
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・スポンジフィルター
ほぼ物理ろ過ですが、若干生物ろ過もできているかな程度です。
スポンジフィルターだけだと、物理ろ過で有機物を取り除くのが主な目的で、水換え・換水で対処しましょう。
多孔質のろ過材を入れる事ができませんので、サブとして使用しましょう。
スポンジが硬くなる前に水槽から汲み出した水(水道水には塩素が含まれているので、バクテリアを殺さないため)で、もみ洗いしないと、目詰まりして機能しなくなります。
エアーポンプ・エアーチューブなどが必要になります。
スポンジフィルター 私も使っている定番のスポンジフィルター
物理ろ過には最適で、若干の生物ろ過も可能
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・外掛けろ過
外掛けろ過のカートリッジフィルターは、物理ろ過と吸着ろ過がメインであり、生物ろ過はあまり期待できませんが、空いているスペースに多孔質のろ過材を入れると、生物ろ過の能力を上げることができます。
水流の妨げにならないようにしないと、カートリッジフィルターを乗り越えて水が溢れるので、注意が必要になり、リング状のものだと通水性がよく水か溢れる事は少ない。
カートリッジフィルターが目詰まりを起こさないように注意しましょう。
(カートリッジフィルター以外のものを入れるのは、メーカー推奨ではありません。やり方によっては故障や水が溢れる原因になる場合がありますので、自己責任でお願いします。)
(外掛けフィルターに多孔質ろ過材を入れている、裏から見たところ)
外掛けろ過 物理ろ過と吸着ろ過を兼ねています。
隙間にろ過材を入れれば、生物ろ過も可能
テトラ オートワンタッチフィルター AT-30 20~36cm水槽用外掛式フィルター
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・投げ込み式フィルター
いわゆる、「ブクブク」と呼ばれる事が多いろ過器です。
付属のフィルターには、物理ろ過だけのもの・物理ろ過と吸着ろ過を併用したものがあります。
これだけだと、生物ろ過はほとんどできませんが、中央や底部分に砂の入った製品もあります。
中央や底部分の砂が生物ろ過になりますが、砂は少量しか入っていないので、生物ろ過としての能力や、泡が大きいので、エアレーションとしての能力は低い。
低価格で財布にやさしいのですが、エアーポンプ・エアーチューブなどは必要になります。
投げ込み式フィルター 物理ろ過と吸着ろ過に、底に砂が入っているので、若干生物ろ過も可能
私はメダカ舟用に、投げ込み式フィルターを使用しています。
このまま使うのではなく、投げ込み式フィルターより少し大きい容器に入れ、洗った赤玉土の小粒(硬質)を入れています。
こうする事で、生物ろ過能力を高めています。
水作エイト コア S エアリフト式水中フィルター 水中フィルター 投げ込み式フィルター
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硬質 赤玉土 小粒 13リットル(約9kg) 土 単用土 底床 メダカ
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