◎数あるろ過方法の中で底面ろ過をお勧めする理由

 

○底面ろ過のメリット

ろ過能力が高い

(これは非常に重要です)

・導入費用が比較的安価

 

○底面ろ過のデメリット(あえて言えば)

・底砂が目詰まりを起こさないよう底砂の汚れを吸い出すメンテナンスが必要

(他のろ過方法でも、底砂の掃除は必要です。)

・エアーリフト式底面ろ過のエアーストーンのメンテナンスが必要

(他のろ過方法でも器具や濾過材のメンテナンスは必要です)

 

デメリットは他のろ過方法でも必要な事なので、メリットのろ過能力が高いという事が、お勧めする最大の理由です。

但し、底面ろ過は、底砂に溜まるヘドロを吸い出してやらないと、底砂が目詰まりする可能性があるので、底砂面の全体に水草を植えると、底砂のメンテナンスが難しくなります。

 

このように水草をたくさん植えると、プロホースなどで底砂の汚れを吸い出すメンテナンスが、前の方だけしかできません。

 

底砂の汚れを吸い出すメンテナンスには、プロホース エクストラがお勧め ! !

(画像をクリック・スマホはタップすると商品の詳しい情報や購入もできます)

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あなたの水槽の深さに合わせてM・Sサイズもあります。

 

私の場合、エアーリフト式底面ろ過の水槽に8~10cm底砂を敷いているので、ろ過能力が非常に高く、ろ過材である底砂や水槽内にバクテリアが莫大な数いますので、病原菌がほとんど入り込む事ができません。

白点病は、25℃以下では増殖するといわれていますが、24℃設定にしています。

飼育当初の上部ろ過のセット水槽で飼育していた時は、白点病やエロモナスなどの病気が出ていましたが、エアーリフト式底面ろ過にしてから白点病はもちろん他の病気もほとんど出ていません。

但し、病気の魚を入れないとか、お店で購入や、知人から貰った熱帯魚の水合わせには、魚の入っていた水がなるべく入らないようなるべく病気を持ち込まない対策はとっています。

場合によっては、トリートメントする事もあります。

 

底面ろ過について詳しくは、下記リンクを参考にしてください。

好気ろ過で使える濾過器Vol.1(メインろ過)

 

初めてでも出来る熱帯魚飼育水槽の立ち上げ方

 

生物濾過(好気ろ過)のろ過材やメンテナンス

 

私のように、エアーリフト式底面ろ過の水槽に8~10cm底砂を敷いて、通性嫌気性ろ過にすれば、水換え・換水の回数はかなり減らす事ができます。

通性嫌気性ろ過について詳しくは、下記リンクを参考にしてください。

通性嫌気性ろ過について

 

通性嫌気性ろ過水槽の立ち上げ方なども、書いています。

好気性ろ過に慣れると、ろ過自体分かってきますので、その後に通性嫌気性ろ過をした方がいいと思います。

コリドラス、アメリカンカラシン水槽(エアーリフト式底面フィルターでの通性嫌気性ろ過)

底砂 : 細目 砂厚 : 約8cm
流木に活着させたミクロソリウム、ウイローモス、ボルビティス・ヒュデロッティ

 

通常の好気ろ過の場合、底砂に水草を植えるのであれば、植える水草にもよりますが、中目位の底砂をよく洗い少なくとも5cm厚以上敷きましょう。

流木や石などに活着させた水草であれば、底面ろ過以外の濾過方法ですと、底砂は絶対必要という訳ではありませんが、飼育する種類によっては、底砂も必要になります。

底にいるナマズ類の中でもコリドラスは底砂必須で、口先を砂の中に突っ込みヒゲで餌を探す習性があり、底砂が無いとヒゲが退化するといわれています。

レッドビーシュリンプを、底砂のないベアタンクで飼育した事がありますが、抱卵までいきましたが繁殖しませんでした。

 

レッドビーシュリンプ水槽(エアーリフト式底面フィルターでの好気ろ過)

底砂は川砂ですが、底砂のメンテナンスと温度管理ができている時はよく繁殖しましたが、暑い時期に手抜きをするとほぼ全滅した事もありました。

流木に活着させたミクロソリウム、ウイローモス

 

ベアタンク飼育のレッドビーシュリンプは、繁殖しなかった

スポンジフィルターと外掛けフィルター(多孔質ろ過材入り)併用

流木に活着させたミクロソリウム、ウイローモス

 

外掛けフィルターや上部ろ過・外部ろ過で、水草を植えないのであれば、飼育魚によっては、底砂がなくてもよい種類の魚もいますので、底砂が絶対必要という事はありません。

底砂がなくても、流木や石に活着させた水草を入れる事が出来ます。

 

私のお勧めのろ過方法は、エアーリフト式底面ろ過です。

底面ろ過は底砂自体が濾過材となり、非常にろ過能力が高く、導入コストが比較的低く設置も簡単であり、初心者だけでなくベテランの方にもお勧めするろ過方法だと思っています。

エアーリフト式底面ろ過用の水槽セットは、色々探してみましたが、まずないと思います。

エアーリフト式底面ろ過をするには、別々に購入する必要がありますが、あなたの好きな水槽と組み合わせる事ができるので、楽しみでもありますね。

注意 : 水中ポンプ式は、モーターが水中にあるので、若干ですが夏場に水温が上がりやすいのと、エアーリフト式はエアレーションをしているので、水温が上昇しても、比較的酸素不足になりにくい。

もしあなたがこの先、通性嫌気性ろ過をしようと思うなら、ゆっくり流れるエアーリフト式がお勧めです。

 

◎熱帯魚飼育のエアーリフト式底面ろ過に必要な物

 

水槽 エアーリフト式底面ろ過 エアーポンプ エアーチューブ 底砂 ヒーター サーモスタット 水温計 照明

 

できれば、物理ろ過のできるスポンジフィルターがあった方が、底面ろ過への負担が少なくなります。

 
水槽は、あなたの飼育目的に合ったサイズやデザイン、ろ過方法に合った水槽を選びましょう。

ガラス水槽
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底面ろ過は、エアーリフト式をお勧めします。

底面フィルター
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・水槽の水深に合ったエアーポンプを選びましょう。

エアーポンプ
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底砂で、比較的安価でお勧めなのは、昔からの定番の大磯砂です。

大磯砂は海砂ですので、貝殻や珊瑚が混じっています。そのままだとpHや総硬度が上がるので、食酢で溶かします。

水洗いをし食酢を入れ、毎日かき混ぜ減ってきたら食酢を足すようにし、約5日~10日位でほぼ貝殻や珊瑚は、溶けてしまいます。

この砂は、今後あなたの宝物になるでしょう。

底砂
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大磯砂の酸処理については、下記リンクを参考にしてください。

大磯砂の酸処理方法

 

大磯砂は、最近あまり入手できなくなっていますので、底面ろ過に向く大磯砂とは別の底砂で「湧水の砂」を紹介します。

貝殻や珊瑚が入っていませんので、酸処理の必要はありません。

最近私は、大磯砂がない時に「湧水の砂」を使用しています。

湧水の砂
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湧水の砂の粒サイズは、コリドラスがメインであれば、粒サイズ1mm程度のプレミアム。

通性嫌気性ろ過が目的であれば、粒サイズ1~3mm程度のミディアム。

但し、通常の好気ろ過目的用のこれらより粒のサイズが大きいものは、ありません。

大磯砂が手に入らない場合の、通常の好気ろ過目的では、これがお勧めです。

Stream Water(小川の砂)
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ヒーターやサーモスタットは、後の事を考えると別々になっていて、ヒーターの温度を変えられるものを選ぶとよいでしょう。

水槽の水量や気温などの環境を考え選びましょう。

日本国内でも、温暖な地域や寒冷地がありますし、飼育室の室温により、ヒーターのワット数を選ぶようにします。

ヒーターが壊れても、ヒーターだけ交換すればよいので、初期費用はやや高くなりますが、長期的に考えれば経済的です。

ヒーター&サーモスタット
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ヒーター
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水温計は、誤差が少なく見やすくて、あなたの好みのデザインを選びましょう。

水温計
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LED照明は、白が主で赤と青もある方が、飼育魚がきれいに見え水草の育ちもよい。

白だけのLED照明だと、のっぺりした感じに見え、立体感があまり出ません。

白だけのLED照明

 

白をベースに赤と青を入れたLED照明

 

現在では、高性能なLED照明が販売されています。

LED照明
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底面ろ過 私も使っている昔からの定番です。

他にエアーチューブとエアーポンプが必要です。

底砂がろ過材になり、生物ろ過能力はかなり大きい

ニッソー バイオフィルター60(緑パケ) 60cm水槽用底面フィルター

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