- 投稿 2017/03/04
- アクアリウムを始める前に知るべき知識
初心者でも比較的飼育しやすく、癒される熱帯魚を飼ってみましょう。
小型魚熱帯魚のカラシンの場合、卵を産んでも、稚魚の初期の餌が非常に小さいものでなければなりません。
その為インフゾリア(単細胞微生物群)であっても食べられないほど小さな稚魚は、一般的飼育方法では、増やすことはできません。
ですが、見てて綺麗な熱帯魚達を観賞することで癒されれば、いいですね。
(カーディナル・テトラ)
◎ネオンテトラ
熱帯魚の最も知られた種類と言えるでしょう。
南米アマゾン川上流地域が原産のカラシンではありますが、近年では東南アジアで養殖されたものが、日本では一般的です。
寿命は、ちゃんと面倒を見ていれば、2~3年程度です。
水槽での繁殖は難しく、もし卵を産んだり孵化した場合でも、あきらめた方がいいでしょう。
ネオンテトラは、カージナルテトラと外観は似ていますが、赤いラインがエラ迄あり値段がやや高いですが、私が飼育した感覚ではカージナルテトラの方が丈夫で長生きします。
個人的考えですが、初心者こそネオンテトラより丈夫な分カージナルテトラが簡単です。
ネオンテトラ
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◎カージナルテトラ(カーディナルテトラ)
カージナルテトラは、ネオンテトラによく似ているが、腹から後ろも尾ひれまで赤く豪華に見えます。
ネオンテトラより、やや大きくなります。
ブラジルのネグロ川やコロンビアのオリノコ川が原産のカラシンです。
値段的には、ネオンテトラより高価ですが、水に馴染むと丈夫であり、寿命は私が飼育していた中には、8年以上生きた個体もいて、全体的にネオンテトラより長生きです。
水槽での繁殖は難しく、もし卵を産んだり孵化した場合でも、あきらめた方がいいでしょう。
卵や稚魚は親や他の魚に食べられやすく、稚魚が小さく餌の問題が大きく、非常に難しいでしょう。
カージナルテトラ
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◎ラミーノーズ・テトラ
酒に酔って鼻が赤くなったような顔に見えるので、ラミーノーズの名前が付けられたと言われています。
ブラジルのアマゾン川原産のカラシンです。
水に馴染み水槽水が良好に安定し、体調がいいと赤色の発色が良くなります。
水槽への導入当初や水換え後などは、赤色が薄くなります。
私のところでは、水槽の水の状態を簡易的にみれるので、たいていの水槽に入れています。
通性嫌気ろ過で飼育したラミーノーズ・テトラは、最高10年以上生きた個体もいます。
(調子がよく鼻先の赤が濃い)
ラミーノーズ・テトラ
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◎アフリカン・ランプアイ
今まで紹介したカラシン類より小さいメダカの一種で、グレーの体に目の上に青っぽく光る部分があり、目を引くものがあります。
原産はアフリカのナイジェリア近辺になりますが、現在売られているアフリカンランプアイは、主に東南アジアからの養殖物が輸入されています。
比較的水槽の上層部を泳ぐので、中間から下層部を泳ぐ熱帯魚が多い中、上層を泳いでくれるので、水槽が華やかになります。
私のところでも、稚魚を確認し繁殖した事がありますが、大きく育ちませんでした。
体が小さいので、餌の問題か、他の魚に食べられた可能性が大きいと思います。
(アフリカンランプアイ孵化したばかりの稚魚)
(アフリカンランプアイ目が分かるようになった孵化後3日の稚魚)
アフリカンランプアイ
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◎ナノストムス・ベックホルディ(ベックフォルディ・ペンシル)
ギアナ・アマゾン川 、ネグロ川上流~中流域が原産のペンシルフィッシュです。
ペンシルフィッシュの中では、比較的丈夫ですが、水槽へ導入時には、水質に注意しましょう。
普段は地味な色合いですが、雄が発情すると腹から尻尾にかけて赤くなり黒い線が濃くなり、雄同士は雌を巡って威嚇しあい縄張りを持ちます。
繁殖が難しいとされるペンシルフィッシュの中では、繁殖したという例がありますが、難しいと思います。
(通常時の上が雌、下が雄)
(左上が発情時の雄同士の小競り合いで、右下が雌でお腹がふっくらしている)
ナノストムス・ベックホルディ
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◎タイガープレコ
プレコは、縄張りを持ちますので、流木などで隠れ家を作ってやりましょう。
プレコには流木を、必ず入れてあげましょう。
コロンビアのメタ川、ベネズエラのグァリコ川が原産のプレコです。
臆病なところがあり、普段あまり見る事がありませんが、電気を消ししばらくすると、出てくる事が多い。
近寄ってくる魚には多少攻撃しますが、あまり移動しないので、さほど問題ではありません。
プレコの中では小型の部類で、大きくなっても10cm位までです。
柔らかい水草は、食べられるので注意しましょう。
私が飼育した事があるタイガープレコの一種です。
(よく成長し肥満になった)
(ガラスに貼りついたところ)
タイガープレコ
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◎ブッシープレコ
プレコの中では、おとなしい種類で、雄は成長するにしたがって立派なヒゲ状の突起が伸びてきます。
苔取り能力も高く、丈夫で飼育しやすく、成長しても、15cm程度までです。
稚魚の内は、痩せないように餌に注意しましょう。
流木などで隠れ家を作ってやりましょう。
プレコには流木は、必ず入れてあげましょう。
プレコの中では、比較的繁殖がしやすい種類です。
アルビノ種もいます。
最近では、ロングフィンもいます。
(アルビノブッシープレコが成長するとこんな感じ)
(ロングフィンアルビノブッシープレコがテトラプレコを食べている)
アルビノミニブッシープレコ
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ロングフィンアルビノブッシープレコ
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私が使っているプレコの餌、オトシンクルスの餌にもなります。
テトラプレコ
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◎オトシンネグロ(オトシンクルス・ネグロ)
主に、苔取り用に飼育される事が多い魚です。
水草やガラス面・石などの苔を一生懸命食べますが、水槽に苔がなくなると餌がなくなるため、餓死してしまう事が多いので、普段からプレコ用の餌などの人工飼料に馴らしておきましょう。
他に、オトシンクルス・ヴィッタートゥスもいますが、私の感覚では、オトシンクルス・ネグロの方が、丈夫な感じがします。
(オトシンネグロ)
オトシンネグロ
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◎ベタ
美しい色や形で種類も多く、人気のある熱帯魚です。
よくグラスなどで飼われていますが、そのような飼育方法では早死にさせてしまう事になるので、通常の熱帯魚のようにちゃんと水槽に入れ、熱帯魚ですので、ヒーターは必要です。
普通の熱帯魚と同じように飼育しましょう。
ベタの雄は闘魚と呼ばれるほど気性が荒く、特に他のベタが同じ水槽にいると、殺してしまう事がありますので、ベタの雄同士の混泳はしないようにしましょう。
雌であっても、気が合わなければ攻撃しますが、上記の熱帯魚達に比べると、繁殖はしやすい方です。
他の魚でも、同じ位の大きさの種類とは、喧嘩になる事がありますので、なるべく混泳させないようにしましょう。
単独飼育が基本となりますが、ベタより小さめのテトラ類などならば、ほとんど攻撃しないようです。
ですが、「飼育魚を決める 飼育魚には相性がある」でも書きましたが、大部分の魚達は口に入るほど小さい魚であれば食べてしまいますので、その水槽に混泳させている魚の口に入る程の小型魚は一緒の水槽へ入れないようにしましょう。
もちろん基本ですが、同じ水槽にいる稚魚や卵も食べられる事がほとんどで、一部の種類を除きますが、親であっても卵や稚魚を食べる可能性は高いです。
魚釣りをしている方ならお分かりでしょうが、魚釣りをしない方には分からないかもしれませんので説明しますが、釣り餌にしてもルアーにしても、小魚やそれに似せたものが多く、小型の魚は、食物連鎖の下の方にあり、大きい魚程食物連鎖の上にあります。
この食物連鎖を考えてもらえれば、分かっていただけると思います。
私の30cmキューブ水槽の動画です。
熱帯魚癒しの小型水槽Vol.1 tropical fish aquarium healing LED light
熱帯魚 : ミッキーマウス・ブラティー、カーディナル・テトラ、ベタ
水草・アクセサリー : ミクロソリウム・ウィンドロブ、ウイローモス、流木