はっきり言ってメンテナンスは、通常の好気ろ過と比べると、非常に楽なものになりますが、それは飼育環境によるところとなります。

 

過密飼育に餌を大量に与えれば、いくら通性嫌気性ろ過とはいえ、ろ過が追いつかなければ短期間に底砂の中はヘドロだらけになってしまい硝酸塩も上昇します。

 

ここでは主に、通気性嫌気性ろ過を維持していくための、器具や試薬・添加物などを紹介しています。

 

(立ち上げ後約2ヵ月半の底面フィルター使用の通気性嫌気性ろ過水槽)

 

水と飼育魚など有機物とのバランスがいいと、通性嫌気性底面ろ過水槽は、底砂の汚れを吸い出す水換えが、数ヶ月必要ない本当に楽な水槽管理になります。

 

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換水は、水槽水の蒸発により水が減ると、純粋な水だけが減り、水中のカルシウムとマグネシウム塩は残ってしまうため、総硬度(GH)が上昇してしまうことになるので、時々換水が必要になってきます。

 

但し、通性嫌気性ろ過バクテリアの好みの総硬度は、4~9位ですので、少な過ぎず多すぎず適正範囲になるようにしましょう。

 

状態を把握するには、見た目だけでは、飼育魚の状態や苔の状態や底砂をたまに棒などで触ってみることで、判断するしかありませんが、試験薬などがあれば飼育水の状態がほぼ分かります。

 

水質の検査用にあった方がいい検査薬や機器

 

アンモニアは、一番最初に発生してから、亜硝酸塩が増え始めると減りますので、あなたの飼いたい大切な飼育魚を入れる前に、水槽立ち上げ後に亜硝酸塩の検査をしていれば、亜硝酸塩の発生から無くなるまでの状態を確認でるので、アンモニアの試薬は特に必要としません。

 

・亜硝酸塩の試薬と硝酸塩の試薬

 

MCP 硝酸塩/亜硝酸塩テストキット 淡水・海水両用

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(左が亜硝酸塩・右が硝酸塩)

 

 

・総硬度(GH)の試薬

通性嫌気性バクテリアは、水槽水のを総硬度(GH)4~9の範囲にしましょう。

換水で調整しますが、あなたが換水に使用する水の総硬度(GH)を調べてから換水すると、どれ位の量換水すればいいか分かるようになります。

 

テトラテスト 総硬度試薬GH(淡水用)

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・pH計やテスト紙

テスト紙もありますが、頻繁に使用し、ある程度正確にpH検査しようと思えば、2点校正式のpH計がお勧めです。

 

デジペーハー+標準液(校正液)2種セット

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通性嫌気性ろ過水槽でその他必要なもの

 

・換水用道具・水換え用の器具

 

バケツやホース・プロホースなど

 

プロホースは、底砂の汚れを吸い出す水換えに便利です。

 

水作 プロホースエクストラ L

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・水換え時の追加バクテリア

底砂の汚れを吸い出しながらの水換え後は、繁殖していた通性嫌気性バクテリアが減るので、底砂の中のセット時に入れていたものと交換します。

換水時は必要ありません。

 

お勧めしていたリアルバクテリアは、楽天では販売中止になったようです。

通性嫌気性バクテリアであれば、エバーグリーンさんの還元バクテリアが、お勧めです。

私も、通性嫌気性ろ過を始めたころから使用。

 

 

・インフゾリアの素(単細胞動物性微生物群)

有機物の初期分解に有効で、定期的に添加してやるといい。

インフゾリアは、有機物の初期分解や稚魚の餌にもなります。

 

インフゾリアの素 50g 熱帯魚 観賞魚
チャームで販売しなくなりましたが、インフゾリアの素であれば、エバーグリーンさんのものが同じです。

 

 

・通性嫌気性ろ過バクテリアを活性化する添加物

水槽設置時とその後は、1週間に1回水槽水10Lに対して2.5mlを使用するといい。

 

テトラ ナイトレイトマイナス 500ml 淡水・海水用 硝酸塩 除去 コケの抑制(液体)

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ナイトレイトマイナスでなくても家庭にあるもので、簡単に通性嫌気性バクテリアの増殖をさせる事ができる物質がありますが、水質の状況やバクテリアの状態・飼育器具類の状況により、入れる分量やタイミングを間違えると、短期間にバクテリアが爆殖してしまい白濁し(白濁しない場合もある)、水槽中の酸素が不足し、生体が全滅することがあります。

初心者の方は、おやめください。

 

私も、何度か失敗しましたが、実際にこれをやると、一夜にして硝酸塩がなくなってしまいます。

諸刃の剣となってしまいますので、これはブログには書けません。

 

ツイッターの私のフォロワーさんであり、私がフォローしている方にだけは、メッセージから質問頂ければ、やり方をお教えしますが、ちょっとしたことで全滅することもありますので、あまり教えたくありません。

必ず自己責任でお願いします。

ツイッターで、私からフォローされる方法をブログ内の「ようこそ、初めての方へ」の中に書いています。

テトラ ナイトレイトマイナスが、用法容量を守れば安全に利用できる商品ではあります。
 

 

・底面ろ過のパイプ

長期の使用により、パイプが汚れてきます。

パイプに入る大きさのブラシなどで、汚れを落としましょう。

 

 

・底面フィルターのエアレーション用エアーストーン(プラストーン)

エアーストーンは、目詰まりしてくると交換する必要があります。

 

 

・エアーポンプ

エアーの送り出し弁が長期使用で破損しますので、ちゃんとエアーが出ているか確認しましょう。

弁が破れていた場合、弁の交換ができるものは交換をし、エアーポンプ自体が故障の場合、自分で修理できれば修理し、修理できない場合、買い替えましょう。
 

 

以上が通性嫌気性ろ過のメンテナンスになります。

 

その他、水草を植えていればトリミングなどのメンテナンスをしてやりましょう。

 

 

通性嫌気性ろ過のその他の内容は、

通性嫌気性ろ過について(カテゴリー) をご覧ください。

 

 

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