- 投稿 2018/01/04
- 通性嫌気性ろ過について
通性嫌気性ろ過水槽には、向いているろ過方法と不向きなろ過方法があります。
上記リンクで、述べましたが、私の通性嫌気性ろ過のろ過方法は、エアーリフト式底面ろ過で行なっています。
最初に好気ろ過が立ち上がってから、通性嫌気性ろ過が立ち上がっていきます。
(水槽セット後34日経過)
◎通性嫌気性ろ過60cm標準水槽セット時の水槽環境
水槽
一般的な60cm標準水槽
幅60cmx奥行き30cmx高さ36cm
容量 : 約57リットル
ろ過装置
エアーリフト式底面ろ過器
ニッソーバイオフィルター60 すのこ1枚だけ使用
1枚だけ使用であれば30cm用でいいと思うかもしれませんが、吐出口のパイプ長が60cm用でないと、水面に届かないため60cm用を使用
ニッソー バイオフィルター60(緑パケ)60cm水槽用エアーリフト式底面フィルター
(画像をクリック・スマホはタップすると商品の詳しい情報や購入もできます)
スポンジフィルター 物理ろ過として使用
テトラ ツインブリラントフィルター
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底砂(ろ過材)
粒の大きさ1~3mmの大磯砂(平均2mm程度)
約20kg 底砂厚約8cm (貝殻や珊瑚のかけら等pHや総硬度が上がるので酸処理を自分で行なった)
(水洗い中の大磯砂)
(大磯砂に食酢を入れた)
大磯砂の酸処理の詳しい方法につきましては、下記リンクからどうぞ。
大磯砂の酸処理方法
無地パッケージ Classic(大磯砂) プレミアム 7リットル(45~60cm水槽用)(約12kg)
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通性嫌気性ろ過の場合、今回20kg使用しているので、2袋必要になります。
2袋の合計24kgになりますが、全部使用しても大丈夫です。
水
水道水を水槽に溜め数日間エアレーションした物を使用
(塩素は抜け酸素が増えている)
エアーポンプ
底面ろ過用 2500cc/分
スポンジ・フィルター用 2500cc/分
エアーポンプは、流量調節付がお勧め
エアーポンプ(通性嫌気性ろ過では、やや弱めで使用した方がいいので調節付がいいが、調節式がなければ、エアーチューブにエアーコックを取り付けて調節するとよい)
添加物
通性嫌気性バクテリア : 水にして50リットル分
インフゾリアの素(単細胞動物性微生物群を増やす栄養素) : 適量
有機物の初期分解に有効
以前お勧めしていたリアルバクテリア及びインフゾリアの素は、現在チャームでは取り扱っていないようです。
通性嫌気性バクテリアであれば、エバーグリーンさんの還元バクテリアが、お勧めです。
私も、通性嫌気性ろ過を始めたころから使用。
インフゾリアの素は、チャームで取り扱っていたものと同じです。
ナイトレイトマイナス : 水にして50リットル分
通性嫌気性還元バクテリアの活性化が目的
テトラ ナイトレイトマイナス 500ml 淡水・海水用 硝酸塩 除去 コケの抑制(液体)
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pH
6.4
総硬度(GH)
4
水温
24℃
照明器具
水槽に合ったお好きなものを設置してください。
水草・アクセサリー(後日導入)
活着系の管理がしやすい水草にしています。
水換えの時は、活着した水草を流木や石と一緒に取り出せるので便利で、掃除がしやすい。
流木付ミクロソリウム・ウィンディロブと流木付ウイローモス、ボルビティス・ヒュデロッティ
ミクロソリウム系一覧
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ウィローモス系一覧
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ボルビティス系一覧
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今回入れていませんが、活着系水草として、アヌビアス系もあります。
アヌビアス系一覧
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今回入れていませんが、活着系水草として、ブセファランドラ系もあります。
ブセファランドラ系一覧
(下記の画像やリンクをクリック・スマホはタップすると商品の詳しい情報や購入もできます)
パイロットフィッシュ
Co.アエネウス・アルビノ2匹
(パイロットフィッシュの導入)
丈夫で安価な2匹を濁りが取れてから導入(この時は5日後)
パイロットフィッシュを使わなくても、立ち上げは可能です。
パイロットフィッシュなしで水槽を立ち上げる方法Vol.1セット編
パイロットフィッシュなしで水槽を立ち上げる方法Vol.2経過データ
パイロットフィッシュなしで水槽を立ち上げる方法Vol3.生体導入後経過
を参考にして下さい。
立ち上がり方は、上記のリンクの記事とほぼ同じで、通性嫌気性ろ過(脱窒ろ過)が、その後徐々に立ち上がっていきます。
11日後追加でコリドラス4匹を導入
20日後追加でコリドラス4匹を導入
その後も徐々に導入数を増やした
立ち上げ後約3ヶ月後、底砂にどの位ヘドロが溜まっているか調べる為、底砂にプロホースを差し込みながら8リットルの水換えを行なったが、大した事はなさそうです。
◎通性嫌気性ろ過水槽の立ち上げのセット方法
新品であれば、洗剤を使用してワックスをきれいに洗い落とした水槽に、バックスクリーンを貼ってから設置予定場所に設置します。
・底面ろ過装置を設置し、エアーポンプとエアーチューブで接続します。
・準備していた底砂を底面ろ過フィルターの上に敷いていきます。
半分位敷いたら、リアルバクテリアを袋のまま2袋セットし、残りの砂を敷きます。
・スポンジフィルターを設置し、エアーポンプとエアーチューブで接続します。
・温度計やヒーターを設置します。
・塩素を抜いた水を 底砂が舞い上がらないように入れていき、最後に底を均してやります。
・エアーリフト式底面ろ過器とスポンジフィルターを稼動するため、エアーポンプの電源をONにします。
・水槽の稼動を始めたら、テトラ ナイトレイトマイナス(通性嫌気性還元バクテリアの活性化が目的)水量50リットル分と、インフゾリアの素(単細胞動物性微生物群を増やす栄養素)を適量入れます。
インフゾリアの素は、水に浮いています。(問題ありません)
インフゾリアは、有機物の初期分解や、稚魚の餌にもなります。
ここまでが、通性嫌気性ろ過60cm標準水槽セット方法です。
立ち上げ初期には、亜硝酸塩を2~3日に1回程度調べ、亜硝酸塩がなくなってからは、硝酸塩と総硬度を定期的に調べると、どの位の期間で換水や水換えが必要か分かって来ます。
※水槽内の環境、飼育魚の量や餌の質・量などによって変わってきます。
通性嫌気性ろ過についていろいろ知りたい方は、下記リンクからどうぞ。