はっきり言ってメンテナンスは、通常の好気ろ過と比べると、非常に楽なものになりますが、それは飼育環境によるところとなります。
過密飼育に餌を大量に与えれば、いくら通性嫌気性ろ過とはいえ、ろ過が追いつかなければ短期間に底砂の中はヘドロだらけになってしまい硝酸塩も上昇します。
ここでは主に、通気性嫌気性ろ過を維持していくための、器具や試薬・添加物などを紹介しています。
(立ち上げ後約2ヵ月半の底面フィルター使用の通気性嫌気性ろ過水槽)
水と飼育魚など有機物とのバランスがいいと、通性嫌気性底面ろ過水槽は、底砂の汚れを吸い出す水換えが、数ヶ月必要ない本当に楽な水槽管理になります。
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通性嫌気性ろ過水槽には、向いているろ過方法と不向きなろ過方法があります。
アクアリウムでの通性嫌気性ろ過で使える濾過器
上記リンクで、述べましたが、私の通性嫌気性ろ過のろ過方法は、エアーリフト式底面ろ過で行なっています。
最初に好気ろ過が立ち上がってから、通性嫌気性ろ過が立ち上がっていきます。
(水槽セット後34日経過)
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通性嫌気性ろ過の、
◎ろ過方法でいえば
エアーリフト式底面ろ過・外部ろ過・底面落下式ろ過等です。
ろ過槽の大きさやろ過材の量により、ろ過能力が変わってきます。
水草が多く、飼育魚の量=飼育魚の数X大きさが少ない水槽であれば、換水は時々必要ですが、底砂の汚れを吸い出しながらの水換えは、数ヶ月に一回程度で大丈夫です。
(通性嫌気性ろ過 エアーリフト式底面ろ過・外部ろ過併用での水草・小型熱帯魚60cmワイド水槽 60x45x45)
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通性嫌気性ろ過(つうせいけんきせいろか)の目的や能力など具体的に書いています。
(通性嫌気性ろ過の60cm標準水槽)
◎通性嫌気性ろ過の目的
私としては、水換えの手間を減らしたいという目的から始めました。
結果的に水換え頻度を減らし、飼育魚については全ての種類とは言いませんが、通常寿命が2年~3年といわれるラミィノーズ・テトラが最長10年以上生き、カーディナル・テトラが8年生きた事もあり、コリドラスは元々寿命は長いのですが10年以上当たり前です。
(10年以上生きたラミィノーズ・テトラ)
(約8年生きたカーディナル・テトラ)
熱帯魚屋さん泣かせですが水環境の変化が少ない事で、飼育魚の負担が減るのが理由ではないかと思います。
但し、魚種によるでしょう。
事実、通性嫌気性ろ過(つうせいけんきせいろか)が、ある程度順調になってくると、飼育魚の購入量は激減し、逆に繁殖で増える方が多いという事になりました。
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通性嫌気性ろ過(つうせいけんきせいろか)とは何かなどを具体的に書いています。
通性嫌気性ろ過は、生物ろ過の基本である好気ろ過の進化型というか、もう少し手を加えて応用と言った方がいいかもしれません。
ここでのお話は、淡水で実践した事を述べていますので、海水や汽水での飼育に向いているかは実践した事がないので分かりませんが、調べてみると海水でも通性嫌気性ろ過ができるようです。
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